Kumashiro Clinic

092-822-3533受付時間:AM8:30〜PM5:30 休診日:日祝

よく頂く質問

Q. 個人情報保護方針
A. 当院は患者の人格とプライバシーを尊重し、下記の方針に基づき個人情報を適切に取り扱います。 1.個人情報保護に関する法律その他規則を遵守します。  2.個人情報を適切に取り扱うために適切な安全措置をとり、院内全ての従業者に教育、啓蒙活動を行います。  3.個人情報への不正アクセス、紛失、破壊、改ざん及び漏えい防止のため安全対策、管理に努めます。  4.外部委託業者に関しても個人情報が適切に取り扱われるように当該委託業者との間で委託契約を取り交わします。  5.ご本人の同意なく個人情報を第三者(ご家族を含む)へ譲渡、提供致しません。 (法令により定められた報告、届出については除きます)  6.ご本人の申し出により情報の開示、訂正、利用停止、削除を行います。(法令等の定めによりご希望にそえない場合もございます)  7.この個人情報保護方針を継続的に見直し、改善に努めます。
Q. クレジットカード払いは可能ですか?
A. 現金払いのみです。
Q. 診療所の入院と病院の入院の違い
A. 病気で外来治療をするも治らない時に、あるいは治りが遅い時に、入院治療が必要になります。入院治療は、医療法で定められた治療費を負担しなければなりません。もちろん入院の際の食費は治療費には入りません。入院治療については、その病棟、診療所に勤務する看護師の勤務形態によって大きく治療費が変わります。 病院での入院の際は、看護師は三交代制で夜間も看護師が入院患者のお世話をいたします。診療所での入院の際は、ほとんどの場合夜間は一名の看護師がお世話をいたします。診療所では、夜間に患者の看護の“必要性のない患者の入院治療”を原則とする看護体制が確立しております。よって夜間に自分でトイレに行けない人、喘息発作で苦しむ人、眠むれない人等は、診療所に入院しないで病院に入院することが原則で入院費が高いことを自覚していません。 病院での入院の際は看護師が寝ないで看護を行い、家族の付き添いすることが出来ません。逆に診療所では家族に付き添ってもらうことにより、夜間に看護師の代わりの看護をすることが認められております。 以上、診療所の入院と病院の入院の場合では大きな差異がある為、有床診療所では自分の身の回りのことのできる患者のみ入院治療をおこなっている為、夜間にトイレなど要求のある場合は、是非病院に入院されることをお勧め致します。もちろん診療所の入院治療費は病院入院治療費の1/2から1/5に低額であります。しかも、診療所の医師はその病気の専門を大病院で収めた有能な医師であることも忘れられないところであります。 わたくしたち診療所で専門的な治療をして行きますので、ご理解を宜しくお願いいたします。
Q. エコー・胃カメラ・大腸検査・乳がん検査
A. 予約制となっております。お電話でも受け付けておりますのでお気軽にお電話下さい。また来院当日はお食事を抜かれまして午前中の早い時間に来院して頂くことをお勧めいたします。
乳がん検査は予約なくても行うことができます。レントゲン技師がお休みの場合もございますので事前にお電話していただきますと確実と思われます。 ご不明な点がございましたら看護師・受付にご相談ください
Q. ヘリコバクターピロリ菌
A. 日本人には胃がんが多発しております。多発する原因としてヘリコバクター・ピロリ菌の感染が主因であることが明らかになりました。ヘリコバクター・ピロリ菌は食糧事情の悪かった太平洋戦争の時に日本人の胃に感染したものであり、50歳以上の日本人では5人に1人がピロリ菌に感染しており、40歳以上の日本人には20人に1人ピロリ菌の感染が見られます。20~30代の若い日本人ではほとんどピロリ菌の感染がみられません。
 ピロリ菌の感染は敗戦後の劣悪な環境の食物、飲料水等の中にいたピロリ菌が飲み込まれ胃の中に感染したものと考えられており、感染して委縮性胃炎を誘発させ、ピロリ菌がいなくなった人では2~5%胃がんが発症するといわれています。ピロリ菌が感染してずっと胃の中に住み込んでいる患者ではその方が亡くなる迄に必ず胃がんを誘発します。胃がんが確実に起こるといわれるピロリ菌の存在を証明するためには胃カメラの際に迅速ウレアーゼテストにて胃の粘膜の一部を検査に用います。そのような患者には1週間の間特殊な抗生物質を内服することにより除菌すれば胃がんになりにくくするようにできるようになりました。そこで、日本人ではできるだけ早めに胃カメラの検査と同時に迅速ウレアーゼテストを受けるようにし、1年に1回の胃カメラを受けることをお勧めします。
Q. 肺炎球威菌ワクチン
A. 肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化の予防に有効です。但しすべての肺炎を防ぐものではありません。該当される方さんは予防接種をお勧めいたします。

該当する方は ●65歳以上の方   ●慢性疾患をお持ちのかた( 呼吸器疾患(COPD)、糖尿病、慢性心不全、肝炎や肝硬変などの慢性疾患)  ●その他: 病気や免疫抑制療法のため感染症に掛かりやすい状態にある方。

※福岡市では65歳、70歳、80歳、85歳、90歳、100歳の年齢の節目の年に4200円で接種出来るようになっていますが、節目の年齢以外でも接種する事が可能です。当院では節目の年の方以外の接種もお勧めいたします。ヨーロッパでは接種するようになり肺炎が激減しています。早めの予防をお勧めします。過去に自費で接種されたかたはこの公費助成制度の対象とはなりませんのでお気を付け下さい。

Q. かかりつけ医
A. 近年の日本の医療は専門医制を発達させ、循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、血液疾患、肝臓病、乳がん、婦人科疾患など、専門医による医学に目覚ましい進歩が見られています。
 医学部4年間の間に、基礎医学、医学総論、病気の概論などを勉強し、医師国家試験を受け医師になります。その後研修医等を経て専門医になります。そのシステムの中で4~5年深く詳しく臨床・研究に携わり、専門医として十分な器量を備えた医師が出来上がっています。
 しかしながら、厚労省が勧めてきた専門医制度は各疾患の専門医を作ることばかり熱中したあまり、自分の専門の病気以外のものをまったく勉強しない医者になってしまいました。すなわち、心臓が悪く循環器を受診し異常がなかった場合、患者は放置されてしまいます。それがわからない医師が多く、色々な場所をたらい廻しにされるのが現状です。色々な疾患について理解のある医師が主治医となれば、その主治医が持つ医学知識で患者の検査計画、治療計画が行われ、必要な医師を紹介できるシステムが理想的です。
 いまは専門医ばかりの世の中で患者は誰に相談したらいいかわからない状態です。この混迷した日本の医療を解決するために厚労省は、「かかりつけ医」を患者様が決め、治療を行うシステムを構築しようとしています。まだ始まったばかりで十分ではありませんが、まず、いつもいける医院を「かかりつけ医」にすることが第一であり、第二に、自分の症状を「かかりつけ医」に相談し、治療計画を練ってもらうこと。そうすれば理想的な国民の健康につながると思います。
 当院も、職員全員で皆様の健康な生活が出来るよう「かかりつけ医」として役立てるように考え、実行しています。そのため、検査等についてのご質問等、ご気軽にお願いいたします。当院があなたの「かかりつけ医」となるためには年1回程度の検査が必要です。
Q. 迅速・確実な診療体制
開院以来今まで、来院されて診察から処方箋を頂くまでの外来で待ち時間が長時間になってご迷惑をおかけしておりましたが、これを解決するため二つのことを考えました。
①医師二人で診察をすること。
神代龍之介医師(理事長)および神代竜一医師(院長)の二人で診察するスタイルに変更しました。神代龍之介医師が見てきたデータすべてを竜一医師(院長)は確認し、二人で話し合って診察をしていきます。また、診察記録に書かれたものを確認して診察していきますので安心して診察を受けてください。
②厚生労働省は、薬品による副作用発生が多いため、検査なしに投薬することを規制しています。検査・診察で問題のない患者処方は、速やかに処方ができるように別の番号で処理するようにしていきます。検査・投薬が順調に経過するようにコントロールし、治療している病気が落ち着くようにしていき(その際は検査を年に2回程度)、また、検査を定期的に受けている人については、待ち時間が出来る限り少なくなるように処方いたします。その際には現在の状況(体調)を医師または看護師に一言伝えるようにすることを忘れないようにして下さい。
 以上、二つの改良策で平成29年2月1日より、外来を運営していきます。不慣れなためスムーズな診察・処方が出来ていない場合は、遠慮なくご指摘ください。 また、そのようなスムーズな処方が受けられるようになるため、治療中の病気が十分にコントロールできるためには、当院でお勧めしている定期検査を受けてください。
Q. 禁煙の必要な理由。
A. 喫煙は今まで肺がんの原因として恐れられており禁煙が勧められてきましたが、約15年前より喫煙による弊害の最悪なるものは喫煙の際、体に吸い込まれるニコチンに等による血管障害であることが解り、禁煙が大切な事となり准法令化されたものです。
 ニコチン等の血管収縮による全身の変化として大脳、小脳に行く血管が収縮し血流障害による痴呆、脳梗塞、脳出血を起こし40代後半より発病し入院治療、身体麻揮、痴呆による祉会復帰が不能になること及び、ニコチンによる血管収縮にて血流障害、動脈硬化を起こし狭心症、心筋梗塞、心房細動、心不全による死亡あるいは莫大な費用を要する治療が必要となります。これらの脳血管障害、心臓血管障害による重大な健康障害や社会損失のため喫煙が禁じられ、たばこの値段が世界で10倍と高額になった。この2つの重大な疾病の他に喫煙によって生じるタールを含む約70種類相当の発がん剤が喫煙者の体内に沈着するために肺がん、咽頭がん、喉頭がん、大腸がん、子宮がん等が併発しています。
 禁煙が必要なことは種々の新聞、雑誌、市民だより等で国民に情報が発信されていますが、それでも禁煙ができない人はそういう文章を読めない教育の低い人間と見られて仕方ない現状とされ、全世界で喫煙者を会社の役職などに昇進させているならば会社に必要な人材が疾病により税金を使うために社員としては重要な地位に昇進させる必要がないと言う考えが浸透してきています。 自分の家族に喫煙者がいる場合は、副流煙による疾病が発症すると考えられます。副流煙には喫煙と同じ陣容があると東京がんセンターの発表で示されており、病院の医師、看護師だけが禁煙を勧めるだけではなく、会社の同僚が禁煙を勧め、家族内での禁煙の実施がとても大切です。
 約20年前イギリスでは日本の医療制度とかなり異なり、かかりつけ主治医がその地区の患者を評価し2次検査が必要な患者様はかかりつけ医の紹介状が必要となっておりました。しかし狭心症患者で医師が禁煙を命令するも聞き入れなかったため心臓病二次病院への紹介を行わなかった為に死亡した患者様があり家族がかかりつけ主治医を訴えましたが、英国の裁判では狭心症に対する診断治療よりも喫煙による障害を認定し、かかりつけ医は訴訟に勝利しました。それから20年以上経ちましたが、日本では男性が16%、女性が11%もの喫煙者がいます。自分の身の回りの喫煙者に忠告し全員で禁煙できるように頑張りましょう。
Q. インフルエンザ
A. 比較的抵抗力の弱い高齢者や乳幼児などは重症化する例もあるので注意が必要です。 インフルエンザ予防対策 ●流行期間中に繁華街などの人ごみへの外出を控える ●咳エチケットを心かけましょう ●外出後の手洗いを日常的に行いましょう ●十分に栄養や睡眠をとり体力や抵抗力を高め、体調管理をしましょう。 加湿器などで空気の乾燥を防ぐことや部屋の寒気も大切です。(福岡市HP引用 )
Q. ストレスと向合う方法
A. 最近、寝つきが悪くなったり、なぜかイライラしたり、現代は誰もがさまざまな原因からストレスを溜め込んでしまう時代です。倒れてしまう前に、予防や対処法を学んでおきましょう。
 ストレスの語源は、ボールをつかんだ時にできるへこみなど物体に圧力がかかり歪む状態になる応力のことをいい、その刺激を起こす要因をストレッサーといいます。今ではこれを人の精神状態に置き換えた呼び方に。つまり、ストレスを無くすには、ストレッサーを無くす必要があります。日常生活から完全にストレッサーを無くすことはできないものの、ある程度自分で予防、改善することはできます。
 現在では、大人だけでなく子供やペットにいたるまで、すべての年齢や職種の人たちがさまざまな段階においてストレスを受けています。仕事、学校、家事など意識する中での対人関係や無意識の中で行う呼吸など生命活動までもがストレッサーとなりえます。
 そんなストレスを我慢する力のストレス耐性は個人差があり、人によって現れる症状はさまざまですが、メンタル、フィジカルの療法に影響を及ぼすのです。
 「病は気から」という言葉のように、メンタルストレスとフィジカルな変化は、深く関係しています。月経痛、頭痛やだるさなど定期的にPMS(月経前症候群)がある女性は体調の変化に慣れています。その為女性はストレスに強く、男性は生理的にストレスに弱いといわれています。心身に現れるストレスに関連する病気をストレス関連疾患と呼びますが、疾患がでる前に少しでも体調の変化を感じたら、注意が必要です。
 軽い運動やストレッチ、マッサージなどで肉体の緊張をほぐしましょう。体を動かすとイライラなどの外へ向かう攻撃性がスポーツにより発散されて、心もスッキリしてきます。またストレスが溜まると笑顔が少なくなりがちです。そこで、お気に入りのお笑いDVDを見て大笑いしたり、ハッピーエンドの映画を観て心を晴れやかにするなどメンタルに心地よい作品を鑑賞すると良いでしょう。
 アロマは疲労回復や気分転換に役立ちます。アロマライトなどをもちいて部屋の中で香りを楽しんだり、入浴時の湯船にアロマオイルを入れてリラックスしましょう。
夜更かしや朝寝坊、食生活の乱れなど生活が不規則だと疲労に繋がります。また、ストレス解消に効果的なのは悩みや愚痴を人に話すことです。話している間に気持ちの整理がついたり心が落着きます。一人で抱えこまないで気持ちを解放しましょう。
Q. 熱中症とは?
A. 家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称です。
本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などあります。
 熱中症が原因で死亡する事もあります。特にⅢ度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされています。また死亡しなかったとしても特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合があります。
Q. 熱中症予防対策として
A. ・部屋の温度をこまめにチェック! (普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
●室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう  ●のどが渇いたと感じたら必ず水分補給をしましょう ● のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしましょう ●外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も必要です  ●無理をせず、適度に休憩をとりましょう ●日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを心がけましょう
Q. 水分摂取について。
A. 利尿作用のある飲み物に注意。 飲みものは水、麦茶、塩水やスポーツ飲料などが望ましいでしょう。カフェインは利尿作用があり、水分補給が目的の時はミネラルウォーターがおすすめです。それ以外に好きな飲み物を飲んでも良いですが、カフェインを含むお茶やコーヒー、アルコールを含む酒類には利尿作用があり、水分を摂っても尿として排出されてしまいます。かえって脱水症状を進めてしまう危険も有ります。利尿作用のあるものは飲み過ぎないよう注意が必要です。また、最近では熱中症対策用に、失われがちな塩分やミネラルを含んだ飲料も販売されているのでそういったものも上手に利用したいところです。
体調を崩したときや子どものおやつにおなじみのスポーツドリンクはそれほど甘いと感じませんが、実は大量の糖分が入っているのです。糖尿病治療で塩分・水分摂取量を制限されている方は、夏の水分の摂り方を医師に相談するようにして下さい。
Q. 便秘の概念
A. ①排便の頻度(・週に2~3回以下  ・以前より回数が減った)
  ②便の状態(・便が硬い  ・水分が少ない)
  ③排便時の気分(・強くいきまないと出ない  ・排便に時間がかかる)
  ④排便後の気分(・便が残っている感じがする  ・すっきり感がない)
Q. 便秘症について
A. 長らく野菜食を主としてきた日本人は、S状結腸が欧米人に比べて長く、また太平洋戦争後、野菜中心の食事から肉食へ大きく食生活がかわったことにより毎日の排便ができず、数日の便がでないことを便秘症と称しています。便秘症になっても毎日の生活に支障がないことが多く、毎朝トイレに行く習慣が減ってしまい、重症の便秘症が誘発されることがあります。そのような場合、病院に行かず薬局で便秘症の薬を処方を受けることが多いのが日本の特徴です。特に薬局で市販しているものは刺激性便秘症薬が多く、常用することにより頑固な便秘症、効果が低下することが大きな問題です。
便秘症に対する基本的なことは、食生活で野菜類を食べること。また、適切な運動をすることにより、大腸・小腸が動いて、便が硬便になる前に直腸まで押し出されます。 老人になると散歩をせず、家でテレビを見る生活になりがちになり便秘症になることが多いようです。冬の時期は寒い為に特に外出を控えてしまい、便秘症になりやすいようです。適度な運動を心がけましょう。 
さらに大切なことは
●朝、起床後、玄関の掃除・雨戸を開けることによって日光にあたって体内時計と地球の24時間のスタートが同時にすること。  ●食事をした後、排便をする習慣をつけることです。無症状の場合は便秘症のために病院を受診する方は少ないようです。症状のある便秘症の方は、腹満・腹痛・下痢などの腹部症状で受診されています。機能だけの便秘症が多いですが、症状の有無に関わらず、胃がん・大腸がん・肝臓がん すい臓がん・潰瘍性大腸炎などの治療の必要な合併症が便秘症に併存する場合も有りますのでぜひ病院を受診しましょう。
便秘症の治療薬は、大きく2種類に分けられます。第一に刺激性治療薬、第二に非刺激性治療薬であります。前者は、小腸・大腸などを刺激し腸管の蠕動(ぜんどう)運動を亢進(こうしん)させ、腸内容を直腸まで押し出していく作用があります。この薬は食生活改善や運動療法を取り入れたのちも改善がみられない場合のファーストチョイスの薬です。市販薬に多く、コーラック・アローゼン・ヨーデル・プルセニドがこれにあたります。この薬剤は、小腸・大腸を刺激して蠕動運動を排便を促すものです。
後者である非刺激性治療薬は酸化マグネシウム、アミティーザといったお薬です。小腸・大腸に水分を取り込む薬剤であり、内服後、小腸・大腸内の水分が増加し、便の水分が増えるため便がやわらかくなり軽い蠕動(ぜんどう)運動でも便は直腸まで押しだされます。もちろん、直腸にたまった流動性のある便も朝起床して朝食後に排便をするという習慣がない人は後者を使っても便秘になりやすい。必ず起床後、朝食を摂り、排便習慣をつけることがた大切です。後者内服中の患者さんで便が出ない場合、前者を内服される場合も多いようです。「正しい排便姿勢」をとることが大事です。
排便は〝ロダンのポーズで〟 ①前かがみになり  ②足先は床につけて、かかとを少し上げることです。弧のポーズをとることで直腸と肛門の角度「直腸肛門角」が広がり、腹筋に力が入りやすくなります。長時間いきむことはやめましょう。頑固な便秘を解消しようとトイレで長時間いきむのは逆効果です。無理やり踏ん張ることで、血圧が上がったり、痔になったり、腸の中に憩室という大きなポケット状のものが出来てしまうこともあります。(マイランEPD合同会社引用)
Q. バナナのお話し
A. 「バナナを食べるとインスリンの働きがよくなる」「血糖値コントロールにも役立つ」「朝食に取るといい」「いや、果物は甘いからあまり良くない」等々。バナナと血糖値、糖尿病の関係を調べると、色んな説がでてきます。まず成分からみていきましょう。果糖やデンプンを多く含み、栄養価が高いです。ポイントは、単純糖質である果糖と、複合糖質であるデンプンをあわせもっている、ということ。単純糖質はすぐに脳や細胞に栄養を運びます。砂糖などがいい例ですね。 低血糖に陥ったときに口に含むと効果的な、即効性のある糖質です。対して複合糖質は、玄米などに代表される「腹持ちのよい」糖質。吸収までに時間がかかり、胃にとどまります。 この二つの成分を持っているので、即効性と持続性、両方をかなえられるという点では、バナナは非常に有用だと言えます。 他の果物はほとんどが単純糖質ばかりで持続性がないからです。ですが、だからといって劇的な効果がある訳ではありません。同じ成分を持つものでしたら互換が可能だからです。 加えてバナナはカロリーが高く、とりすぎは血糖値を上げる原因になります。単体ダイエット、単体コントロールはもってのほかです。バナナは栄養カロリー不足には摂取されてもいいですが、肥満傾向・糖尿病・高血圧症の方はバナナの摂取されることを控えてください。特に、糖尿病の合併症の一つである腎臓障害には大変な悪影響を及ぼします。バナナはカリウムの含有量が高いのですが、腎臓が悪いとこれを排出できません。体内に蓄積したカリウムは、不整脈や心臓の痙攣を呼び込んでしまいます「これを食べれば大丈夫」というものなど、存在しません。 何か一品に頼って血糖値コントロールをするのは避けましょう。
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